遅咲きのウメ

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[風を感じ、ときを想う日記](1016)2/18

遅咲きのウメ

 

 近所でウメが咲きだして1カ月半が経つ。この項で今年最初に紹介したのは、白梅についての1月2日の記事だった。白梅を追うように薄紅色が咲きだし、最近では濃い紅色に代わっている。あの最初のウメを含め、早咲きのものはすでに茶色に変色しているが、それに代わってわが家の2本が花をつけはじめた。

 

 毎年たくさんの実をつける“豊後梅”と、実がない代わりに花を紅白に咲き分ける“思いのまま”である。樹全体では、いずれもまだ2~3分咲きだが、これから花の数はどんどん増えてくるだろう。前の号でも触れたメジロについても、これからはウメの花に寄ってくるのではなかろうか。

 
 わが家でいま、小鳥たちの訪問を受けているのは、ピンクの花をたくさん付ける“太郎冠者”と呼ばれる2本のツバキである。メジロとともにヒヨドリもやってくる。メジロは例外なく2羽のつがいだが、ヒヨドリは元気よく1羽でやってくる。メジロたちは、乱暴者のヒヨドリがくると、サッと他所へ避難する。

 

 今日は、二十四節気の雨水(うすい)にあたる。本来なら、“雪が雨に変り雪解けが始まるころ”なのに、今日から急に寒くなるという。北日本日本海側だけでなく、九州や四国でも雪が降りそうだとも伝えられている。

 

 さいわい、これからの1週間、関東地方は晴天が続くという。日に日に増えてくるウメの花と、そこに集まるメジロたちの観察を楽しみにしていきたい。

 

写真上:豊後梅

写真中:思いのまま

写真下:太郎冠者