マスクの販売

f:id:yf-fujiwara:20200415152941j:plain

f:id:yf-fujiwara:20200415153035j:plain

[風を感じ、ときを想う日記](959)4/15

マスクの販売


 「~お役に立てれば幸いです~、不織布三層マスク・2,000枚を158,000円(税抜き)、4月13日から順次発送」。こんな新聞広告が、“半五段”(横:半ページ分、縦:記事5段分)のスペースで都合3回、主要紙に掲載された。


 そして今日、「~緊急入荷~、立体マスク30枚セットを3,600円(税抜き)」という折り込みチラシが新聞に入っていた。これらの広告を目にするかぎり、あたかも強い味方が応援に駆けつけてくれたような錯覚に陥る。


 一方、巷の薬局などでは、相変わらず「マスク品切れ」の掲示が出されたままである。そして、開店前に長い行列ができているのを見かけることもある。おそらく、マスクの入荷をいち早く察知した消費者たちではなかろうか。


 みんなの不安をよそに、マスク不足は解消の兆しさえ見えてこない。これら二つの広告は、そうした社会不安と堂々と戦おうという印象を与える。それでも、私たちの足下を見透かされているようで、どこか割り切れないものが残る。


 今日、行きつけの薬局に立ち寄ったら、「ちょうどいま、マスクが入荷しました。よろしかったらどうぞ」といわれた。みると、白元アースのものが7枚で税抜き272円だった。迷うことなく、そのまま買い物カゴに入れた。


 これら三つのケースについて、税、手数料込みで一枚あたりの単価を比較してみた。一番目が90円、二番目が161円、そして今日買ったのが43円だった。