[風を感じ、ときを想う日記](1226)1/3
紅梅がほころび始めた
今日はとくに予定もないので、箱根駅伝の応援に出かけることも考えていた。決勝のかかった後半のレースなので、それなりに見応えがあるはずなのだ。しかし、外は曇っていて、しかも結構寒かった。ああでもないこうでもないと考えているうちに、選手の通過予定時刻はあっという間に過ぎていってしまった。
逆に、朝はお雑煮をたらふく食べて、そのうえ午前中はテレビを見ながらゴロゴロしていた。こんなことでは老化を促進させるばかりである。それでなくても、最近は脚力が弱って長距離を歩くことに難渋するようになっている。この三が日は、自分自身を鍛え直す絶好の機会ではなかろうか。
かくして、今日は県立スポーツセンターまで大回りしてみることにした。やはり何かを試みれば、それなりの見返りもあるものだ。なんと、紅梅が咲き始めているのに出くわした。あの、深い紅色をした花があちこちと咲き始めている。まったく期待していなかっただけに、なにかとても得をした気分になれた。
梅の花と聞けば、それだけで菅原道真を連想させ、あたりは平安のかおりが漂ってくるような気分になれる。そういえば、今年のNHK大河ドラマは平安時代のお話、主役は紫式部だそうだ。梅はこのドラマでも大切な小道具として登場するのではなかろうか。千年前の上流社会と今のご時世ではあまりにもかけ離れているが、私たち庶民にどう面白く見せてくれるか楽しみである。