冬至

[風を感じ、ときを想う日記](1223)12/22

冬至

 

 今日は冬至。いよいよ寒さの厳しい季節の始まりである。昔の人たちは、これから迎える冬をどう乗り切ろうとしたのだろう。冬至にまつわる言い伝えを拾い上げてみることにした。

 

  • 冬至冬中冬はじめ」・・これから寒さの厳しい季節になるので、心構えも物事の準備も、しっかりと整えておくようにということのようだ。
  • 一陽来復」・・昼間の一番短い日を物事の底辺と考え、これからはどんどん蘇えっていくとプラス思考でとらえたようだ。“来復”は“来福”とも解釈していい方に考えたにちがいない。
  • 冬至風呂」・・ゆず湯のことで、ゆずは病気に強く寿命が長いといわれていることにちなんだものらしい。
  • 冬至粥」・・小豆粥のことで、疫病にかからないという言い伝えによる。
  • 「と」のつく食べ物をたべる・・冬至の「と」に因んだもので、豆腐、唐辛子入りの料理を食べようという、一種の言葉遊びのようなものだ。
  • 「ん」が二つつく七つの食材を食べようということで・・“ん”は“運(うん)”と置き換え、運を呼ぶ食材と考えたようだ。・・ニンジン、キンカン、カンテン、ナンキン、レンコン、ギンナン、ウ(ン)ドン。

 

 無理のない範囲で、”冬至”を遊んでみるのも一興ではなかろうか。