スーパーブルームーン

[風を感じ、ときを想う日記](1206)9/1

スーパーブルームーン

 

 昨夜の月は、2010年1月以来13年ぶりの「スーパーブルームーン」だった。この月は、スーパーとブルーという二つの形容詞が重なった満月のことだが、重ねられた形容詞にはそれぞれに意味がある。

 

 “スーパームーン”とは、月が一年でもっとも地球に接近し、普段より明るく輝いて見える満月のことをいう。このスーパーとだけついた月は、2015年9月28日の満月を「スーパームーン」と題して、このエッセーシリーズの426号で取り上げている。

 

 一方の“ブルームーン”とは、同じ月(Month)に2回目に現われた満月(Moon)のことをいう。たしかに今回の月は、8月2日以来8月2回目の満月である。とくに青く輝いているからということではなく、めったに出会えないことなので、あえてそう呼んでいるようだ。

 

 昨夜は、そのスーパーブルームーンを写真に収めようと、早い時間からカメラを構えていたが、雲が邪魔をして思うようにいかなかった。やっとその願いが叶ったのは就寝前の10時過ぎである。

 

 暑いあついと愚痴る最中の明月だったので、中秋の名月だったと呼びたくなるが、それは次の満月までお預けである。今年のそれは、9月29日「十五夜」に現われる満月をいう。いまから、当夜が晴れていることを願うばかりだ。