スノームーン

f:id:yf-fujiwara:20210228091532j:plain

f:id:yf-fujiwara:20210228091647j:plain

f:id:yf-fujiwara:20210228091757j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1018)2/28

スノームーン

 

 昨夜は満月だった。夕方のテレビでは、“今夜はスノームーンだよ!”ともいっていた。平素、冬の夜は寒いので、よほどのことがない限り外に出ることはない。しかし、特別にニックネームなどを持ち出してそんなふうにいわれれば、外に出て夜空の一つも見上げてみたくなるのが人情である。

 

 澄んだ真っ暗な夜空に、まん丸い月がぽっかりと浮かんでいた。平素と変わらない満月だが、あたりの空気が冷え切っているだけに余計透き通って見える。昼間吹きまくった北風は、だいぶ弱まってはきたようだ。しかし、その冷気は足下から容赦なく這い上がり、屋外での長居を許してくれなかった。

 

 雪の多い季節であることから、スノームーンと呼ばれているそうだ。アメリカの原住民が言い出したそうで、食料が底をつき始めた時期でもあることからハンガームーンとも呼ばれているそうだ。夜空に白く浮かび上がった雪山とのコントラストならともかく、空腹を抱えて眺める月はあまり優雅とはいえまい。

 

 さいわい、昨年買った小型カメラは、ズーム機能が向上して、ウサギの餅つきシーンも少しばかりだがその影を捉えられるようになった。バカチョンと呼ぶには少々もったいないような飛躍的な進歩である。

 

 そんなことから、ブログに一緒に掲載する写真は、最近撮った河津桜や梅のクローズアップ写真とも並べてみることにした。