[風を感じ、ときを想う日記](1107)4/10
四月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・まもなく、アメリカハナミズキの一番華やかな時期を迎えます。あの花の苗木は、日本がアメリカに贈ったソメイヨシノの返礼品として贈られてきたものです。
1912年、東京市長が6千本のサクラの苗木をアメリカに贈りました。日露戦争終結の仲介のお礼として、また日米友好のシンボルとなることを期待してのものでした。その半分はワシントンのポトマック河畔に植えられ、いまも桜の名所として賑わっています。
一方、アメリカから届いたハナミズキも広いところがお好きなようで、その美しさを枝いっぱいに広げています。日本には「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という格言があります。アメリカハナミズキにもなるべく広い空間を用意し、大切に愛でてやりたいですね。・・・
その、ゆうゆうクラブの新年度の総会が、今日の午前中、実に3年ぶりに開かれた。せっかくの集まりだが、コロナ対策は手を抜くことはできない。用意した弁当やビールは、その場では開けず自宅に持ち帰ってもらうことにした。
空白だったこの間に、メンバーは3割近くも減ってしまった。過ぎてみればあっという間だが、状況の変化は想定以上に早く大きいようだ。