[風を感じ、ときを想う日記](1079)12/9
十二月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・いま、イチョウが黄金色に輝き、その足下では黄色い絨毯が分厚く広がっています。
あのイチョウは、いまある一種類だけで、類似の種属はまったくないそうす。その葉っぱのかたちから、広葉樹にみえますが、実は特殊な針葉樹だそうです。
イチョウは世界最古、それも現存する唯一の樹種だそうで、他の種類はすべて100万年前に絶滅したとみられています。現存のイチョウは生きている化石といわれ、レッドリストの野生絶滅危惧種に指定されているそうです。その割には、日本には沢山植えられて繁盛しており、長生きしている大木も多いように見受けられます。
私たちも、元気はつらつとすごし、生きた化石といわれるくらい長生きしたいですね。・・・
一昨日は、二十四節気でいう大雪だった。そして昨日は、日米開戦記念日に当たっていた。“記念日”などとはいいたくないが、世間でそういう言い方をしているので、ここではとりあえずそう表現しておく。
そんな気持ちが伝わってか、昨日は一日中冷たい雨に見舞われた。おかげで、わが家のカエデも一気に散ってしまった。せめて世相だけでも、明るく温かくなってほしいものだ。