ツクシとサクラ

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[風を感じ、ときを想う日記](1023)3/18

ツクシとサクラ

 

 彼岸のお墓参りに出かけてきた。37万平米あるといわれる市営墓地は、お参りはもとより散策にも向いており、コロナの憂さ晴らしにはうってつけである。周りをきれいに清掃し、お花とお線香を供えてご先祖さまにお祈りを献げた。

 

 周りも、すでに花が供えられている墓碑が多かった。ふと、近くの区画に、ツクシがたくさん生えているのに気がついた。石の隙間から一斉に顔を出している光景は感動的にすら見えた。無縁墓ではないようだが、放ったらかしに近い状態である。このご家族は、遠く離れたところにお住まいなのかもしれない。

 

 陽気がいいので、墓園中心部に足を向けてみた。中央の広場には、臨時花屋が2店開かれ、花を求める老若男女で賑わっていた。センターゾーンを半円形に囲む雑木林には桜も混じり、濃いピンクの花のオンパレードだった。

 

 サクラは、どれもいまが満開だった。河津桜ほどではないが、かなり濃いピンクである。あまりにもきれいなので、管理事務所でその名前を聞いてみた。職員は誰も分からず、市役所の公園課に聞いてみてくれという返事が返ってきた。

 

 帰宅後、市役所に電話してみた。すぐには分からないので、調べて連絡するという返事だった。まもなく電話があったが、分からないという話だった。それではと、ネットをひもといてみた。日本花の会という団体の資料が一番詳しかった。しかし、380種という写真からそれを特定することは不可能だった。