[風を感じ、ときを想う日](969)6/7
梅の収穫
わが家にある豊後梅の実を収穫した。例年、梅雨入り前に取り入れるのを習わしにしている。実の利用方法からいって、今年もちょうどいい熟れ具合だった。
脚立を持ち出し、まず背の届くところから順次もぎ取っていった。一通り終わると、今度はそれをまっすぐ伸ばして梯子に切り替え、それでも届かないところはそこから木に登った。そして、残りは物干し竿でつついた。落とすと割れることがあるが、後の作業にあまり影響はなかった。
例年になくきれいな実だった。収穫前、見える範囲は粒ぞろいでキズなどまったく見られなかった。そのきれいな実が、日を追う毎に色づいてくるのが楽しみだった。収穫の大部分をジャムにするつもりだったので、できるだけ熟らしたほうが都合がいい。ただ、度が過ぎるとやはりだめになる。
下から見上げるかぎり結構実が付いていたが、収穫してみると意外と少なかった。上の方にはあまり成っていなかったようだ。計ってみると4キロしかなかった。過去の実績と比較すると、最高が27キロ、最低が3.5キロだったので超不作の部類に入る。木も高齢化で産出量が落ちたのかもしれない。
当初は、ジャムのほか梅酒やサワーも作るつもりでいたが、これではとても間に合わない。結局、全量をジャムにすることにした。それにしても、体中がギシギシいっている。たいした作業量ではなかったが、それでも足腰にきたようだ。