梅・超不作

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[風を感じ、ときを想う日記](640)6/4
梅・超不作

 2週間くらい前だったろうか、梅を収穫したら少し送ってほしいと孫娘から電話があった。梅サワーの作り方を習ったので、自宅でチャレンジしてみたいという。そのころ、下から見上げるわが家のブンゴウメはまばらにしか実っておらず、しかもかなり小ぶりだった。

 そういえば、昨年の収穫量は史上最高の28キロ近くあった。もらってくれる人を探してあちこち声をかけ、自宅でもたくさんの梅ジャムや梅酒を作った。しかし、わが家の梅の収穫量は毎年大きく変動する。特に豊作の翌年は不作となるので、今年は多くを期待できないはずである。

 梅雨入りの直前、少し早いとは思ったが取り入れに踏み切った。長雨が続くようだと、時期を逸してしまう恐れがあるからだ。脚立を伸ばして木に登り、手前から一つずつもぎ取っていった。しかし、見える範囲や手の届くところにはいくらもなかった。結局、収穫作業は30分とかからなかった。

 秤に載せてみたら3.5キロ、なんと昨年の8分の1しかなかった。それでも、その中から良さそうなものを1キロあまり選び出し、孫娘向けに宅急便の荷づくりをした。残り3分の2は自家製ジャムとして加工することにした。

 自然の作物は、収穫量が大きく変動する。まして、ほったらかしにしておいたらなおさらである。それにしても、わが家の収穫は“激変”にあたるようだ。