かむろ会 '14

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[風を感じ、ときを想う日記](639)6/2
かむろ会 ’14

 昨年のかむろ会は、参加者が半減し20名を切ってしまった。今年もご招待を受けたが、さらに寂しい集まりになるかもしれない。そんな心配から、来賓あいさつでは、ゴルフコンペが2つも消滅したという体験談を引き合いに、世の中の趨勢に逆らわず自然体で気楽にいこうと話すつもりでいた。

 今年の会場は、原宿駅前の有名中華料理店だった。円卓が2つあれば上々だろうと思いながら会場に入ってみてびっくりした。4卓が完全に埋まっている。聞けば参加者は40名だという。挨拶の後半部分は、「大動員の秘訣をぜひ教えてほしい」と、「この熱気とエネルギーをぜひ持ち帰りたい」に変わった。

 動員の秘訣はいろいろあるだろうが、だからといって小細工など通用する時代ではもはやない。つまるところ団結力の強さである。一声かければ、世の中の趨勢など吹き飛んでしまうほどのパワーを残しているのだ。

 最盛期3千数百人が住んでいたという沖家室島は、代が変わってもいまも一つの家族だった。遠く離れた関東、近場の西日本、あるいは移民先のハワイ、どこに住んでいようと自分たちの絆は固く守られているようだ。その団結力がいざというときのパワーとして爆発する。

 人は社会的な生き物だという。ルーツをベースとした絆の広がりは、さらに住みやすい立派な社会をつくってくれるのではなかろうか。