五月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](963)5/15

五月の風


 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。


 ・・・いま、バラたちが色と形の美しさを競いあっています。そのバラの花言葉は、愛、恋、美、幸福、乙女、秘密、清新など男女にまつわるロマンチックなものが多くみられます。しかし、その意味合いは、花の色によって少しずつ違っています。白やピンクなどは前向きで肯定的なものが多い反面、黄色や赤になると逆の意味をもつことが多いようです。


 ところで、バラは人生訓にもよく例えられます。人生とは茨の道を切り開いていくようなもの。茨の途上でも美しい花に出会うことができる。そして、その先にはバラ色の人生が待っている。しかし、その花の陰には必ずトゲがあることを忘れてはならない。等々。


 しかし、あまり難しく考えないで、花は見たままを愛でればいいのではないでしょうか。・・・


 いま、まさにバラの季節だ。日本大学生物資源科学部のバラ園も見ごろを迎えているころだろう。わが家から車で10分とかからないところにあり、例年沢山の美しい花を楽しませてもらっている。


 現地には、「コロナのため入園禁止」と張り紙が出ていた。来月あたりまだ間に合うかもしれない、と密かな期待を抱きながらも仕方なく退散した。