二月の風

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[風を感じ、ときを想う日](948)2/14

二月の風
 

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 

 ・・・寒い日は牡蠣鍋がおすすめです。マガキは秋から冬が旬といわれています。反対に、暑さの増してくる産卵期になると、精巣と卵巣が非常に増大し食用にはならないそうです。英語のRのつかない月、May, June, July, Augustがそれに当たるといわれています。


 食材としてのカキは「海のミルク」とも呼ばれ、グリコーゲン、必須アミノ酸たんぱく質、カルシウム、亜鉛、ミネラルなどが豊富です。料理は、生食はもとより、フライ、天ぷら、鍋もの、網焼き、カキご飯、お好み焼き、そして燻製など多種多様です。
私たちが若いころ、カキは精がつきすぎるので若者には体に毒だといわれていました。

 

 いまなら、カキを一生懸命食べて若返れといわれるのではないでしょうか。・・・


 今日はバレンタインデー、世の女性たちは一生懸命チョコレートを用意したのだろうか。例年なら、その話題で持ちきりになるはずだが、今年はいつもとはまったく違った様相を呈している。コロナウイルス一色に塗りつぶされ、そんな甘い話題はどこかへ吹き飛ばされてしまったようだ。

 

 こうしてみると、かき鍋を囲む一家団らんが、いかに貴重なものかを実感させられる。