[風を感じ、ときを想う日記](551)1/22
一月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
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初日の出に向かうと、その神々しさから体内に新しいエネルギーが湧き出してくるようです。しかし、その機会からは年々遠ざかりつつあるのが現実です。
それでも、正月のお日様にさえお目にかかれれば、少しばかり遅れてもそのご利益は十分に期待できるはずです。さいわい、この季節、私たちの湘南は好天に恵まれます。外に出て、新しい年の陽光を存分に楽しみましょう。
一年の計は元旦にありといわれます。私たちも、平素なにげなく抱いているささやかな思いを、なにかの形にしてみてはいかがでしょう。たとえ小さくても、前へ進もうとする気持ちが心身を新しい境地へと導いてくれるはずです。
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今週の火曜日も、お天気は全国的に大きく崩れた。先週月曜日の大雪に比べればたいしたことはないが、うっとうしいことに変わりはない。
それにしてもあの白いものはなんだったのだろう。一生一度の成人式を狙い撃ちでもするように、一日中激しく降り続いた。履物も、足袋も、晴れ着の裾も台無しにしてしまった。この季節、南岸低気圧による大雪はよくあることだが、せめて成人式くらいはいいお天気になってほしいものだ。