ミニ八重洲会

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[風を感じ、ときを想う日記](444)6/10
ミニ八重洲会」

 4月下旬、私の入社のころの同僚が集って、八重洲会という名のパーティーが開かれた。東京・八重洲は、そのころ本社と主要営業部門が置かれていた。八重洲会という名前は、その所在地にちなんだものだ。

 数日後、その主要メンバーでもある大先輩からメールをいただいた。パーティーの当日、先約があってどうしても顔を出せなかった。できることなら、数人でいいから新たに席を持ちたいという内容だった。

 今回のミニ八重洲会は、そんな経緯から実現した。場所は、今度は新宿に移した。ここは、お互いの待ち合わせに好都合なところだ。会社にとっても、新宿は第二のふる里だった。一時期、この高層ビル街の一角に事務所を構えていたことがある。集合時間は、お互いの年齢を考えて昼間の3時とした。

 私は、2時半を少し回ったころ新宿に着いた。まだ、待ち合わせ時間に間があったので、適当な居酒屋を物色しておくことにした。小洒落た店に目星をつけ、開店準備に忙しそうな店員に聞いてみた。店は3時に開くという。

 集まったのは結局6名だった。昼食後それほど時間は経っていないのに、お酒もつまみもそれなりにすすんだ。お酒がすすめば会話がはずむ。会話がはずめば消化がすすむ。最後は空腹を訴え、ラーメンでの総仕上げとなった。

 懐かしい顔が揃えば、すべてが別腹になるようだ。