同郷人の会

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[風を感じ、ときを想う日記](575)5/27
同郷人の会

 この週末、ふる里の在京町人会の一つ、大島ふるさと会の総会にゲストとして参加した。ふる里からは、町長はじめ幹部数名も顔を出され、郷里の近況などたくさんの土産話を聞くことができた。もちろん、話だけでなくお土産そのものもたくさん持参いただいた。姉妹町人会である他の町人会からもゲストが参加され、ふる里一色の集まりとなった。

 この町人会では、総会の冒頭にミニ講演会を入れるのを恒例としている。今年の主題は中国問題、講師はこの会の前の会長が引き受けられた。中国となにか軋轢があるたびに、“専門家”としてテレビに登場する有名人である。今回も中国との付き合い方が主要テーマとして取り上げられた。公共の電波では発信しにくい微妙な裏話も披露され、大変興味深い講演となった。

 ところで、今年一月、実家にそのまま置いてあった仏壇を、今住んでいる家に移送した。“放置”状態にしていたのでは、いくら実家といえどもあまり好ましいことではないと考えたからだ。毎朝、仏さまにお参りするようになってみて、両親をはじめご先祖さまが身近になったことを実感している。

 ところが、それと反比例するように、ふる里の存在が遠く感じられるようになった。そんな昨今の寂しさが、毎月のように開かれる同窓生のゴルフコンペや、同郷人の集まりによってやさしく癒されている。