スーパー爺さん

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[風を感じ、ときを想う日記](574)5/25
スーパー爺さん

 おとといは、高校同窓生のゴルフコンペで若洲ゴルフリンクスに出かけた。若洲は、首都高速湾岸線、地下鉄およびJRの新木場から車で5分程度、都心にもっとも近い交通至便のゴルフ場である。その“至便”が、昨年完成したゲートブリッジによって、神奈川方面からは“超至便”になった。

 木曜日の早朝、その若洲に同窓生20名が集結した。私の組には、あと数カ月で90歳になる大先輩がおられた。ここは、キャディーは付くがカートのような乗り物はなく、18ホールを自分の足で回りきらなければならない。少なく見積もっても、炎天下を10キロは歩かなければならない。

 その大先輩、以前は私など足元にも及ばないほどパワフルだったが、さすがに今はそうはいかない。それでも、誰の手も借りず全ホールをそこそこのスコアで回りきられた。おまけに、ショートホールではニアピン賞まで獲得された。

 私たちが、東京湾の人工島でゴルフに興じているころ、ヒマラヤでは三浦雄一郎さんが世界最高齢の登頂に成功していた。こちらは、満80歳だそうだ。おふた方を直接比べるのは適切でないかもしれないが、人間いくつになってもいろいろな可能性を持ち続けていることだけは確かなようだ。

 スーパー爺さんたちにはみんなが勇気づけられる。“もう歳だから!”などといわず、すべからく前向きにチャレンジしてみる必要がありそうだ。