サンクスギヴィング

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[風を感じ、ときを想う日記](222)11/27
サンクスギヴィング

 11月の第3木曜日がボージョレ・ヌーヴォーなら、次の第4木曜日は感謝祭(Thanksgiving)である。その感謝祭は、アメリ東海岸プリマスが発祥の地といわれている。1620年、102人の清教徒ピルグリム・ファーザーズがメイフラワー号で新大陸に渡り、その第一歩をしるしたところである。

 彼らは、先住民の協力を得ながらこの地で農業を始める。しかし、新大陸の冬は厳しく、彼らの約半数が病気で倒れていったという。それでもなんとかその逆境を乗り越え、次の年には収穫の秋を迎えることができた。

 彼らは、初めての収穫を神に感謝するとともに、助けてくれた先住民たちを招いて3日間もご馳走をふるまったという。「感謝祭」は、こうしてこの地で始まりアメリカ中に広まっていった。

 いまここには、「プリマスプランテーション」というテーマパークが設けられ、当時の村の佇まいと生活の様子をそっくり再現している。そのテーマパークに続く港には、メイフラワー号の実物大のレプリカも係留されている。

 私たち家族は、2年前の5月にこの地を訪れることができた。そのときの様子は、ブログに詳細に紹介してあるので、ページを遡ってぜひもう一度ご高覧いただきたい。2006年6月19日付、エッセイ-126・「プリマス