お盆と台風

[風を感じ、ときを想う日記](1201)8/13

お盆と台風

 小笠原諸島を襲った台風7号が、ジワジワと日本本土に迫ってきている。目指すは紀伊半島から東海地方にかけてのようだが、その影響は西日本から東日本まで広い範囲に及びそうだ。まるで、月遅れのお盆を直撃して、それらの行事をメチャメチャにしてしまおうとでもしているかのようだ。

 

 そんなときにお墓参りに出かけ、墓前にお花を供えても強風に吹き飛ばされてしまうかもしれない。そんなわけで、今年はお盆の墓参は旧盆にでも切り替えてみてははどうだろうと考えた。しかし、なんとなく落ち着かない。外を見ると、雨は降りそうで降ってはいない。よし、とにかくお墓に行ってみよう。

 

 花束はまたの機会に廻すことにして、お線香だけをもって墓地に向かった。途中から、ポツッ、ポツッと雨粒が落ち始めた。それでもとにかく墓前にまでたどり着くことができた。そして、ご先祖さまにお盆のご挨拶だけは済ませることができた。花は、後日お天気のいいときにあらためてお供えすることにした。

 

 それにしても、台風はなんでわざわざこの時期にやってくるのだろう。今年は梅雨抜きの猛暑といい、お盆の帰省ラッシュを狙っての台風襲来といい、最近のお天気はやることがえげつない。もう少し、人間との平和共存を考えてくれてもいいではないか。人間だって、全人類をあげてのSDGs(持続可能な開発目標)と称する地球規模の環境対策に真剣に取り組んでいるのだから・・。