ワクチン接種・1回目

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[風を感じ、ときを想う日記](1038)5/31

ワクチン接種・1回目

 

 このところ、近所の知り合いに会う度に、「打った?」「どこでやってもらった?」が挨拶代わりになった。この市では、かかりつけ医で年齢の高い順に打ってもらうことになっている。医院毎の都合や、希望する高齢者の数によって、廻ってくる順番は異なる。自分の場合は、やっと今日1回目が回ってきた。

 

 午後の一般診療が始まる15分前に、待合室には12人が集まった。いずれも、この日接種を受ける高齢者たちである。かかりつけ医なのであらたまった問診の必要はない。簡単な会話の後、すぐワクチンが打たれた。虫に刺されたかな?と思うくらいで一瞬のうちに終わった。待機時間の15分もすぐに過ぎた。

 

 2回目の接種予定は、ちょうど3週間後の同じ時間になる。おそらく、今回一緒に受けた12人が、また顔を揃えることになるはずである。この医院では、診察日には毎回この作業をやっているという。週60人をこなすといっていたが、まさに12人×5日=60人の数式どおりである。

 

 ただ、この方式は年齢が下がるほど大幅に待たされることになる。家内の場合、4歳若いだけで5週間も後回しされることになった。このやり方は、8割方はいいとしても残り2割には不公平感が残る。混み合う医者とそうでもない医者、あるいは専門とする科によって受けられる順番には大きな差がつくのだ。

 

 それでも、「先着順」や「くじ引き」よりはずっとましである。