梅雨明けの週末

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[風を感じ、ときを想う日記](585)7/8
梅雨明けの週末

 土曜日、いきなり梅雨明け宣言が出された。平年より15日、昨年より19日も早いという。これから2カ月間も、この猛暑と付き合わなければならない。そう思っただけで、すっかり晴れあがった青空とは対照的に、心の中にはどんよりとした灰色の雲が広がってきた。

 その土曜日、猛暑をよそに涼しい屋内で健康診断を受けた。案内書には、健康診査を受診して、心筋梗塞脳卒中といった生活習慣病を予防しましょうとあった。今年も、決められた項目のほかに胃カメラによる胃がん検診も受けた。高額のがん保険をかけるより、この方がはるかに心の保険になる。

 翌日曜日、普段、グラウンドゴルフで利用させてもらっている多目的広場の除草作業に参加した。エンジン付きの草刈り機が多数動員され、片っぱしから雑草をなぎ倒していく。あとの老老男女数十人は、それを熊手で掻き集めビニール袋に詰め込んでいく。高齢だけに熱中症が心配されたが、およそ1時間後、交代の子供たちが大勢かけつけてくれて、無事バトンを渡すことができた。

 この日はちょうど七夕にあたっていた。例年、梅雨空に遮られ、銀河をまともに見ることはできなかった。それだけに、この晴天は期待を持たせてくれた。しかし、空は街の明かりを反映して、大きな星を数えるほどしか見つけることができなかった。あの天の川は、少雨で干上がってしまったのだろうか。