期待はずれの雷鳴

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[風を感じ、ときを想う日記](586)7/15
期待はずれの雷鳴

 梅雨らしい雨を見かけたのは、5日金曜日の朝のうちが最後だった。6日の土曜日には、早々に梅雨明け宣言が出された。あれから一週間、休みなしの猛暑が続いている。北関東の山沿いでは毎日のように夕立があるようだが、南関東にはそのかけらもなかった。ぼつぼつ、ひと雨ほしいところだ。

 そんな日曜日の午後4時過ぎ、空がにわかにかき曇り雷鳴がとどろきだした。そういえば、天気予報でもそれらしいことをいっていた。ポツポツと大粒の雨が降り出した。これで庭の木々も一息つけるだろう。その一方、陽がかげったら出かけようと思っていたウォーキングはあきらめざるを得ない。

 5分も降っただろか、雨脚はすぐ弱くなった。それでも、雨はちらちらと申し訳程度には降り続いていた。やがて空は明るさを増し、薄日までさしはじめた。えっ、もう終りなの?久しぶりの降雨は、土の表面を濡らした程度で、庭木が喜ぶような量には程遠かった。

 朝から、エアコンに浸り切りになっている身体を、ウォーキングで少しでもほぐしておきたい。その一方、相撲中継の後半部分も見逃したくはなかった。その合間に、できれば日本テレビの“笑点”も覗いてみたい。そんな中途半端な気持ちを携え、まだ濡れたままのアスファルト道路に飛び出していった。

 いつものプロムナードは、一斉に湧き出てきた散歩の犬たちで賑わっていた。