60億円

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[風を感じ、ときを想う日記](52)11/16
60億円

 これは、人身売買なのか?高いのか、安いのか?ちょっとした中堅企業の年商に匹敵する60億円である。一市民にとっては、まったく別世界の話である。おそらく、本人も同じ気持ちであろう。

 それにしても、アメリカにおけるエンターテイメントの規模と奥行きの深さには驚愕するばかりだ。たかが一つのチームが、未知数の一人の選手に、これだけの大金を注ぎ込んで採算が取れるというのだから。

 もし、こうして選手を育ててアメリカに売ることができ、その資金をもとにまた何人もの売り物になる選手を育てることができるとしたら、その球団にとっても、日本にとっても決して悪い話ではない。気にするとしたら、「選手の養殖事業」といわれかねないことくらいである。

 モンゴルから有望な力士を輸入し、日本は有力な野球選手を輸出する。伝統のスポーツも、一段と国際化が進むことになる。

 松坂選手の活躍に期待したい。