オミクロン

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f:id:yf-fujiwara:20211226150840j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1083)12/26

オミクロン

 

 「ああ、今度現われた株は、オミクロンという名前か」。最初のうち、なんの感慨もないまま聞き流していた。そのうち、コロナに新しい変異株が現われると、その順にギリシャ文字のアルファベッドを当てることを認識するようになった。そこで、アルファ(alpha)、ベータ(beta)、ガンマ(gamma)、デルタ(delta)と指を折って数えてみたら、オミクロン(omicron)は15番目だった。

 

 そういえば、ニュー(nu)とクサイ(xi)の2つを飛ばしたといっていたので、今度の新株は13番目ということになる。この2年あまりの間に、これだけたくさんの新しい株が現われていたことにあらためて驚かされる。いままで、ただコロナコロナといって、ひとくくりに呼んでいたことに多少の恥ずかしささえ感じる多さである。それにしても、なにもギリシャ語を使わなくても、普段世界中で使い慣れているローマ字のABCでいいではないかと思うのだが。

 

 それはともかく、新しく発見する度にギリシャ語のアルファベットを順に当てはめていたのに、なんで13番目と14番目を飛ばしたのだろう。WHOの説明では、ニュー(nu)は英語のnewと混同されやすく、クサイ(xi)は一般的な姓であるため使用しなかったとのことだ。ところが、さっそく各方面から憶測が飛びでだしてきた。「WHOは中国へ余計は配慮をしたのでは」と。どうやら、習近平主席の姓の英語表記「Xi」は、「xi」と同じに見えてしまうらしい。