[風を感じ、ときを想う日記](680)2/9
二月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・西暦3世紀の頃、ときのローマ皇帝・クラウディウス二世は、愛する家族がいると士気が下がるとして兵士の婚姻を禁止しました。ところが、キリスト教司祭であるヴァレンティヌス(英語読み:バレンタイン)は、彼らを可哀そうに思い内緒で結婚させていました。
これが表沙汰になり、司祭は捕えられて処刑されることになりました。処刑の日は女神・ユノの祝日であり、豊年の祈願をするルぺルカリア祭の前日である2月14日が選ばれました。このため、キリスト教徒にとってこの日は祭日となり恋人たちの日となったのです。
これは、バレンタインデーの起源について、数ある説のうちもっとも有力とされているものです。私たちも、この日にあやかってもう一度青春を取り戻しましょう。・・・
やっと正月気分が抜けたと思ったら、突如恵方巻のキャンペーンに巻き込まれてしまった。それが終わった翌日には、もうチョコレートの販売合戦が始まっていた。そして、その次に控えているのがお雛さま関連の商戦であろう。
こうまで次々とイベントが繰り出されたのでは、売る方はさぞ大変だろう。いや、買わされる方だって、もっと大変なことになっているかもしれない。