強風下のゴルフ

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[風を感じ、ときを想う日記](681)2/16
強風下のゴルフ

 今年初めてのゴルフを、高校同窓生たちと楽しんだ。気の置けない人たちと楽しくプレーするはずだったが、実際には難行苦行の一日となってしまった。

 東の空は、早暁から金色に輝いていた。雲一つない、透き通るような青空は、終日その様相を変えることはなかった。西高東低の気圧配置が極限にまで迫り、雲の張り出す余地を徹底的に排除してしまったようだ。そして、たとえ雲が出たとしても、すぐ強風に吹き飛ばされてしまったはずである。

 今日は暖かくなりそうだね!などと嬉しさをかみしめながらスタートしていった。最初は追い風だったので、強風にそれほど手を焼くことはなかった。しかし、折り返した途端、向かい風の洗礼をもろに受けることになった。

 身体が風に揺れてうまくショットできない。打った球は、風に乗ってあらぬ方向へと飛ばされていく。グリーン上でまで風の影響を大きく受ける。スコアメイクなどというしゃれた言葉は、どこかへ吹き飛ばされてしまったようだ。

 一夜明けた今朝、目は真っ赤に腫れ、痒みも尋常ではなかった。まだ少ないとはいえ、花粉を強制的に浴びせ続けられたのだから、ひとさまにさきがけて花粉症を発症してもなんの不思議もない。

 雨でずぶ濡れになるよりはましだ。などという慰めの言葉とともに、この難行苦行の一日も、いつしか楽しい思い出へと熟成されていくであろう。