六月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](577)6/7
六月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

          ◇    ◇    ◇

 6月というと、すぐあのじめじめした梅雨を連想します。これを、ジューン(June)と英語でいいなおしてみると、脳裏にはジューン・ブライド(June bride)という希望に満ちた幸せなイメージが浮かび上がってきます。

 Juneはローマ神話の最高位の女神ユーノー(Juno)に由来するそうです。彼女は主神ユーピテル(Jupiter)の妃であり、6月を守護する神として結婚、出産を司るのだそうです。この月に結婚すれば、彼女のご加護が得られ、生涯幸せな結婚生活が送れるということです。
 
 ものは考えよう。梅雨の過ごし方にも、陰陽の二通りがありそうです。

          ◇    ◇    ◇

 今日は、久しぶりにお湿りに恵まれた。今年は5月29日に平年より10日も早く梅雨に入ったが、その途端「梅雨の中休み」となり、それ以降乾燥状態が続いていた。そういう意味では、今日のお湿りは「乾期の中休み」といえる。

 一方、いまが乾期で一番過ごしやすいはずのヨーロッパでは大雨による水害が頻発しているという。あの美しいドナウ川も、牙をむいて人々に襲いかかっているそうだ。ここでも、偏西風の常と異なる蛇行が異常気象の原因だそうだ。

写真:ハンガリーブダペストを流れる薄暮ドナウ川(2011年6月撮影)
     [左手=王宮、クルーズ船、正面=くさり橋]