うなぎ受難の日

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風を感じ、ときを想う日記(373)7/27
うなぎ受難の日

 昨日は土用の丑の日、「こんな機会でもないと、なかなか口にすることもないから、夕食はウナギにでもするか」ということになった。ただ、「安くても危なっかしいものや、産地の偽装なども懸念されるので、いろいろ選べる大型店に行ってしっかり品定めしよう」ということにした。

 売り場には、ノボリをたくさん立てた特設コーナーが設けられ、ハッピを着こんだ店員数人が呼び込みに声をからしていた。さすがに中国産は安く、その量も多い。国内産も、愛知県産、静岡県産、それに鹿児島県産と結構にぎやかに並べられている。こちらは値段も一流である。

 そんななか、静岡県という文字があり、値段の結構リーズナブルなものが目に入った。よく見ると、加工地が静岡県で原産地は中国と書いてあった。加工地をわざわざ大きく表示したところに、なにか別の意図があるようでちょっといやな感じがした。結局、愛知県産の、中くらいのものを買うことにした。

 店内を回っていたら、別のところにも同じような特設コーナーがあった。そうか、さっきの店はテナントとして入っている魚屋で、目の前にあるのはこのスーパー自前の鮮魚コーナーだったのだ。さらに進むと、今度はうな丼中心に、蒲焼もたくさん並べられている惣菜コーナーに出くわした。

 「こんなにたくさんのうなぎを並べて、売れ残ったらどうするのだろう!」「クリスマスケーキと同じで、明日になったら安くたたき売るのではないの?」