梅雨明け?


[風を感じ、ときを想う日記](1121)6/24

梅雨明け?

 

 6月6日に梅雨入りしたが、ここ数日は曇り時々雨で、梅雨らしいお天気からはほど遠い状況にある。今日も朝からかんかん照り。向こう一週間も晴れが続き、雨のかけらも予報されていない。最高気温は30度を大きく超え、真夏の様相である。ひょっとして、このまま梅雨明けとなるのだろうか。素人に予報などできるはずもないので、過去の統計からその傾向を探ってみることにする。

 

 関東甲信越の、平年の梅雨の期間は、6月7日~7月19日である。1951年以降71年間で梅雨明けの早かった日を順に上げてみると、①7/1(2001年)、②7/5(1973)、③7/6(1959他2回)と7月上旬には梅雨が明けている。一方、梅雨明けの遅い方を順に見ると、①8/4(1982)、②8/2(2003)、③8/1(2020)となり、遅れるときは8月にずれ込んでいる。

 

 梅雨といえば、もう一方の関心事はその間の雨量である。過去に多かった記録は、①174㎜(2020)、②157㎜(1985)、③148㎜(1952)、少ない方では、①50㎜(1990)、②52㎜(1960)、③54㎜(1994)となっている。雨量が多いと災害の危険があるが、少ないと夏場の水不足が心配となる。

 

 こうした過去の傾向から見ると、6月中に梅雨が明けるとは考えにくく、雨量もこのままということにはならないはずである。そして、いずれ第二波が、それなりの雨量を伴ってやってくるというのが順当な見方ではなかろうか。