トウモロコシ

[風を感じ、ときを想う日記](1120)6/20

トウモロコシ

 

 スーパーのチラシに誘われて、今年初めて生のトウモロコシを買ってきた。さっそく茹でて、ヤケドしそうな熱々を3時のおやつにいただいた。ジューシーで、甘みもたっぷりと詰まっていた。「こんなに甘かったっけ!」、と言葉に出すほどうま味があった。子供のころ食べたものとはまったく違う。かすかな記憶では、家畜の餌そのもので、人間の食べ物ではなかったような気がする。

 

 手元にある現物は、皮が何重にもあって、先端にちりぢりの毛がたくさん生えている。やはり、間違いなく国産のはずだ。しかし、なぜかウクライナ産か?などと想像してしまった。戦禍で大変な状態にあるようだが、ヒマワリや小麦とともにトウモロコシもあの国の特産品ではないかと考えたのだ。ネットで検索してみたら、同国の生産量はこの品目でも世界5位にランクされるそうだ。

 

 トウモロコシの旬は夏、とくに7月が最適だそうだ。茹でる、焼く、蒸す、いずれの方法で調理しても美味しくいただける。この食品には炭水化物が多く含まれているという。胚芽のつけ根にはビタミンE、B1、B2、カリウム亜鉛、鉄なども豊富だそうだ。そして、たくさんのリノール酸コレステロールを下げる効果があり、またセルロースは腸をきれいにするといわれている。

 

 ネットは、ついでにこんなことまで教えてくれた。それでも、なにも知らないで、“うまいうまい”といって食べた方がもっと満足するかもしれない。