年次総会の季節

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[風を感じ、ときを想う日記](900)4/20
年次総会の季節

 新年度を迎え、高齢者のクラブも年次総会を催す季節となった。先週末には、町内の高齢者クラブである「ゆうゆうクラブ」が、そしてその3日後にはグラウンド・ゴルフの愛好家の集まりである「グリーンクラブ」が年次総会を開いた。

 参加者は、ゆうゆうクラブが23名、グリーンクラブが35名だった。両者はそれぞれが独立した組織である。グリーンクラブは、ゆうゆうクラブの下部組織にも見えるが、実はもう少し広範な地域を対象にしている。

 地域社会では高齢化が進んでいるのに、高齢者を対象にしたこれら組織の会員数は年々減っている。年を取りすぎて、そのような場に出られなくなった会員が増えたことが最大の要因である。その一方、“入会適齢期”になっても、これらの会への新規加入には尻込みをする人が多いためでもある。

 もちろん、既存組織のPRが足りないこと、さらにはその活動にあまり魅力を感じないためでもあろう。既存会員自身大いに反省し、打開に繋がる工夫が必要であろう。その一方、その方々にももう少し外を見ていただきたいものである。

 この年齢になると、近隣同士の人のつながりがことのほか重要になってくる。かつて、グラウンド・ゴルフをテーマにしたエッセーで、“あんぱん型の世間”という趣旨のことを書いたことがある。稔り豊かな後半生を送るためには、地域社会とのつながりをいっそう充実させなければならないということである。