一月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](732)1/10
一月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・明けて今年は申年。サルというとすぐ、「見ざる、聞かざる、言わざる」のフレーズを思い浮かべます。その意味するところと、“ざる”という語呂から日本独自のものと思われがちですが、格言ともいえるこの話は「思慮深いサル」として世界中に存在するようです。

 社会生活において、自分の身の置き方や自身の抑制的なコントロールの仕方は、万国万民共通の悩みであり上手に生きるための知恵でもあるようです。

 しかし、高齢者には真逆の生き方こそ大切かもしれません。世の中をしっかりと見る、若い人の話をじっくりと聞く、長年培った知恵を意見としてきちんと発信する。これこそ、私たち高齢者の務めであり、私たちがストレスを溜めない秘訣のようでもあります。・・・
 

 新年にあたって、高齢者の身の置き方について考えてみた。忠告めいた事も書いてみた。しかし、そんな心配やお節介などさらさら必要ないようだ。先週土曜日にはグラウンド・ゴルフの初打会があったが、出席率は極めて高く、好天のもとみなのびのびとプレーしていた。

 ところで、日光東照宮にある左甚五郎の三猿の彫刻であるが、なんで馬小屋になど飾ってあるのかと思ったら、猿は馬を守る動物なのだそうだ。