山口県応援隊交流会

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[風を感じ、ときを想う日記](687)4/9
山口県応援隊交流会

 昨日、山口県応援隊東京本部交流会という会合が開かれた。くだけていうと、在京の同郷会や同窓会などを仕切っている人たちが一堂に会し、故郷・山口県をみんなで盛り上げていこうという試みである。主催は、山口県の東京事務所とその外郭団体の防長倶楽部である。

 昨年7月、情報交換会が開かれたが、本格的な会合は今回が初めてである。会合には、50団体の幹部100人あまりが参加した。主催者側からは、県知事をはじめ在京の幹部多数が顔を出した。人口減少に歯止めのかからない山口県の将来に危機意識を持った人たちの熱気に満ちた集会となった。

 ピーク時、160万人いた人口は、いま140万人少々、それが25年後には102万人に、そして100年後には37万人にまで落ち込むと推測されている。“限界集落”という言葉が生まれて久しいが、“限界県”にさえなりかねない危機的な状態にあるといっても過言ではなかろう。

 県では、41歳という若い知事を先頭に、国内はもとより全世界に向けて情報を発信し、“営業活動”を積極的に展開していこうとしている。在京の応援団は、その活動を全面的にバックアップしていこうとするものである。

 他人から、故郷を捨てたといわれても仕方のない人たちの“ふるさと応援団”である。それだけに、故郷再生に向けての本気度が試されそうである。