メガネの新調

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[風を感じ、ときを想う日記](678)2/1
メガネの新調

 いま、世の中が明るくなったように感じられている。フリー・ジャーナリストの後藤健二さんが、世界中の努力と願いもむなしく、「イスラム国」に殺されてしまったらしいというのに・・。

 世界レベルの衝撃的なニュースと、個人の小さな話題を同列に並べることは適切でないかもしれない。それでも、薄いベールが一枚はがされ、目の前がパッと明るくなった実感は、私にとって例えようのない喜びである。

 このところ、夕方になると小さい字が見えにくくなって困っていた。とくに辞書は、天眼鏡なしには使いこなすことができなくなっていた。歳月が進むとともに、遠近両用のメガネの度が合わなくなっていた。新しいものに代えてから、すでに5年が過ぎていたのだ。

 最初はレンズだけ交換するつもりでいた。しかし、フレームだっていつまでも新品同様でいられるわけではなかろう。前回もそうだったが、金属疲労などでいつ折損してしまうとも限らない。その場合、新しいレンズも無駄になってしまう。そう思いなおし、全部を新調することにしたわけだ。

 フレームは、いっそう恰好よくスマートになった。重さもさらに軽くなり、耳や鼻にかかる負担も小さくなった。その分、見える範囲は小さくなったが、人間本来の適応力と小さな幸せ感で十分カバーできると信じている。