胃カメラ '14

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[風を感じ、ときを想う日記](647)7/13
胃カメラ ’14

 今年も、市主催の“成人検診”を受けた。検査項目は多岐にわたるが、当日の検査作業はごく限られたものである。身長、体重それに腹囲の計測、胸部X線撮影、採血、心電図、血圧、検尿、検便、問診、そして胃カメラである。

 胃カメラは検査項目ではないが、心配があるので同時に受けることにしている。バリューム検査で引っ掛かり再検査するほどなら、最初からこれを受けた方がましである。そして、これこそが私にとっての検診の山場になっている。

 まず、血圧測定をしてそれに耐えられる体調にあるかどうかの確認が行われる。ベッドにあおむけに横たわり鼻から麻酔薬が垂らされる。鼻から入れるタイプは楽だとはいわれているが、苦痛がまったくないわけではもちろんない。

 カメラは、一番奥、十二指腸の入口まで一気に入れられる。胃の中の、唾液などの水分を抜く一方、空気を入れて十分に膨らませる。皺があると、その陰に隠れている病巣は見つけ出すことができないからだ。

 カメラを引いていくと、ポリープやただれた部分が次々とモニター画面に現れる。私もその画面を見ながら、医師と納得のいくまで会話を重ねる。まあ、大丈夫だろう!ということで、なんとか無罪放免されることとなった。

 検診の総合的な判断は、専門機関に委託された検査データの解析を待って、後日、医師からご託宣が下されるはずである。