七月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](646)7/11
七月の風

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・むかしむかし、星空を支配していた天帝に、機織りが上手な働き者の織女という名の娘がいました。一方、天の川の対岸には、牽牛と呼ばれる牛飼いの青年がいました。

 天帝は、働き者のその青年を気に入り、自分の娘と目合わせました。めでたく夫婦となった二人は、天の川のほとりで一日中いちゃいちゃして働かなくなってしまいました。

 注意しても一向に反省の色を見せない二人に業を煮やした天帝は、とうとう両者を引き離してしまいました。その後、天帝は二人に年に一度だけ会うことを許しました。こうして、7月7日の夜になると、天の川を挟んで二つの星が瞬きあうことになりました。

 梅雨の中休みには星空を見上げ、こんな七夕のロマンに浸ってみてはどうでしょう。・・・

 今年の7月7日は、あいにくの曇り空だった。楽しみにしていたゆうゆうクラブのメンバーたちもさぞがっかりしたことだろう。

 台風一過の今日こそ、5日遅れで素晴らしい星空が望めるのではなかろうか。念のためにと暦を開いてみた。なんと今日は旧暦の15日、星空どころか2カ月早い名月が楽しめそうだ。梅雨中の名月とでも名付けておこう。