7年後のど根性根

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](629)3/28
7年後のど根性根

 わが家のトイレの流れが極端に悪くなった。鼻紙に使ったティッシュペーパーを、用足しのとき一緒に流したのがいけなかったのかもしれない。同じ紙でも、あれは繊維が強く、水に溶けないで途中に引っかかる可能性がある。

 髪の毛も溶かすという薬液を垂らして、しばらく様子を見ることにした。もとは、洗面所のトラブルのために用意してあったものだ。30分くらいして水を流して見るとすっきりと流れていった。あの薬剤は効果てきめんのようだ。

 翌朝、新聞を取りに行ったとき、何気なく排水マスの方に目をやった。そこには、汚水があふれ出した痕跡が認められた。もしや、7年前と同じように木の根っこが排水管を塞いでいるのではなかろうか。あのときは、排水マスとそこに接続されている排水管の隙間から木の根っこが入り込み、それが成長して排水管を塞いでしまっていたのだ。

 あのとき切り取った根っこは、7年の間にすっかり元通りに成長していた。ここには、栄養豊富な暖かい汚水がいつも蓄えられており、彼らにとってはまことに住み心地の良い場所のようだ。周囲を掘り起こし、隙間を樹脂などで塞いでしまえば完全解決となるが、作業スペースの関係でそれは不可能だった。

 たかがサザンカの根っこだが、その根性だけは見上げたものだ。これからは、7年といわず、4~5年毎に根切り作業を心掛けるつもりである。