御用納めと九連休

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](615)12/27
御用納めと九連休

 今日、12月27日の金曜日は御用納めの日である。この一年間、お勤めご苦労様でした。そして連日の忘年会、お疲れさまでした!役所や多くの会社は、明日から年末年始のお休みに入るはずである。

 今日御用納めをした人は、暦通りにいけば来月5日までの9連休になるはずだ。近場で心身をゆっくりと休めるもよし、海外旅行で異文化を体験するもよし。9日間もあれば、たいていは間に合うはずである。

 ところで、この9日間を長期休暇として謳歌できる人は、ずいぶん減っているのではなかろうか。労働人口は、年末年始にまとまった休暇を取りにくい三次産業の比重が大きくなっている。逆に、そうしやすい製造業などでは労働人口が漸減傾向にある。そして、無理に休暇を取ってでも帰省しなければならない人も減っている。人口の、年齢構成と地域分布の変化によるもののようだ。

 年末年始くらい、みんなそろってゆっくり休みたい。年末年始の伝統的な行事くらい、これからもしっかりと守り抜いていきたい。しかし、そのように考えても、昨今の社会情勢は逆の方向へと流れが定着しつつある。

 日本経済は、やっと長期停滞から脱しようとしている。この9連休こそ、それを定着させる絶好のチャンスである。工夫とやりくりによって、年末年始休暇が国民みんなの休日となるよう盛り上げていきたいものだ。