109年目の郡人会

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[風を感じ、ときを想う日記](478)12/2
109年目の郡人会

 昨日は、128回目の郡人会のパーティーだった。明治35年(1902年)にスタートしたそうなので、今年で109年目ということになる。発足当初は年2回集まることもあった。逆に戦中と終戦直後は開けなかったこともあったという。そんなことから、会合回数は通算で128回目となった。

 前日までの小春日和とは打って変って、この日は朝から小雨混じりの真冬日となった。そんな悪天候にもかかわらず、表参道の青山ダイヤモンドホールには全部で86人が集まった。ふる里からは町長はじめ議会議員など多数の要人がかけつけてくださった。さらに、ふる里に地盤をもつ在京国会議員2人も気持ちよく顔を出してくださった。

 日本は今年、東日本大震災を始め大きな自然災害に次々と見舞われた。そんななか、復興の大きな支えとなったのが人々の温かい思いやりと強い絆であった。そうした心根と絆は、生まれ育ったふる里が原点になっているはずだ。在京の同郷人にとって、郡人会はそうした絆のもっとも重要なよりどころである。

 この日も、ふる里を思う熱い心がぶつかり合って、会場の空気はどんどんヒートアップしていった。私の冒頭のあいさつも、温かい気持ちと強い絆に絞ってまとめさせてもらった。参加者とふる里の絆はもとより、日本中が強い絆で結ばれることを期待したい。