同期の集い

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[風を感じ、ときを想う日記](466)10/13
同期の集い

 きのうは、高校同期生5人で、箱根に前泊してのゴルフを楽しんだ。秋晴れに恵まれ、またとない快適な時間を共有することができた。もちろん前夜は、酒宴と歌合戦に時を忘れた。三連休明けとあって、すべてにゆとりがあり、私たちの心身は潤いと豊かさを取り戻していった。

 かつて、常連メンバーだけでも7人いたが、今回は5人に減っていた。姿を見せない2人のうちの1人は、この6月にすい臓がんで先に逝ってしまった。いままで、彼は必ず参加し、この4月にも一緒にプレーしたばかりだった。あとの1人は、新しい道を見つけ、いまはそちらに没頭している。

 宿泊場所は、ある区立の保養所を使わせてもらった。施設もサービスもなかなかのものだが、料金はいたってリーズナブルだった。私たちは、この十年間、某健保組合の保養所を利用させてもらってきた。しかし、計画停電や定休日にぶつかって、最近の2回は心ならずも別の場所を探さざるをえなかった。

 1人抜けただけでずいぶん寂しくなったが、集いの楽しさはそれを大きく上回った。5人は、会の永続を誓い、半年後の再会を約して散っていった。

 帰り道、つるべ落としの闇が迫り、フロントガラスの向こうにまん丸い大きな月が昇ってきた。私たちの集いを末永く保証してくれるかのように、満月は明るく微笑んでいた。