悪夢の助演者・計画停電

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[風を感じ、ときを想う日記](425)3/19
悪夢の助演者・計画停電

 一昨日の木曜日は、午後4時50分から停電することになっていた。やむなく、夕食は4時半から始めることにした。食後、灯りも暖房もない部屋でじっとしていても寒いだけなので、この日は布団に入って時間が来るのを待つことにした。外はまだ少し明るかったが、いつの間にかウトウトしていた。

 どれくらい時間が経っただろう。トイレに行きたくなって目が覚めた。時計を見ると7時を少し回ったところだった。トイレの窓からは街灯の明かりが差し込んでいた。あれっ?電気は来ているじゃないの!

 昨日は、朝6時20分から始まるというので、早起きしてそれに備えていた。しかし、この日もとうとう電気が切れることはなかった。周りの街はみな停電していたということなので、わが街だけスイッチを切り忘れたようだ。この日は、夕方にもう一度予定されていたが、二度目は早々に見送りと決まった。

 それにしても、停電騒ぎには振り回されっぱなしだ。最初のころは、割り当て時間がはっきりせず、やるかやらないかさえなかなか決まらなかった。私たちの覚悟も、その先の予定も、振り回されっぱなしになった。やっと数日分の予定が発表されるようになったのは、地震から6日目のことである。

 なるべく停電しなくて済むようにとの配慮はありがたい。しかし、結果として悪夢を助長させてしまうようなことだけは避けてほしい。