たちばな会

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[風を感じ、ときを想う日記](420)2/27
たちばな会

 昨日、旧橘町出身者でつくる東京たちばな会の総会が四谷駅前のホテルで開かれた。参加者は来賓を入れて約80名、故郷からは町長以下3名が駆けつけてくれた。大混雑という訳ではなく、それかといって閑散としているというわけでもない。会場の規模と参加者の数は、絶妙なバランスに彩れられていた。

 町長の挨拶は、いつもながら郷愁を誘うに十分であった。わが故郷は、ご多分にもれず高齢化と人口減少という深刻な問題に直面している。このとてつもない大きな化け物と戦っている姿は、どこかドンキホーテに見えなくもないが、その真摯な態度には自然と頭の下がる思いである。

 そのパーティーの間だけは忘れていたが、このところの目の痒さには少々閉口気味である。今年は、スギ花粉が大量に飛散するといわれていたので、月初めから薬を飲み始めた。しかし、金曜日の春一番を契機に始まった大襲来の前では、その予防策はほぼ無力に近い状態である。

 マスクやゴーグルといった防具は、とてもむさくるしくて身に付ける気にはなれない。それかといって、屋外での1時間のウォーキングは欠かしたくない。こうしたジレンマは、5月の連休明けまで続くことになりそうだ。

 待ちわびていた春なのに、こんな悪役を連れてこようとは思ってもみなかった。せめて、華やぎを増してきた河津桜で、涙目を慰めてやることにしたい。