会社OB会 ’10

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[風を感じ、ときを想う日記](398)11/11
会社OB会 '10

 前日、同級生と力を合わせて暴風と戦ってきたせいだろうか、昨日の会合はいま一つ気持ちの昂りを感じなかった。それでも、周りの人とのおしゃべりに夢中になり、時間の感覚をすっかり無くしてしまっていた。食事のコースも終わりに近づいたので、ぼつぼつ他のテーブルも廻ってみようと席を立ったら、それが合図のように会はお開きになってしまったのだ。

 この会は、会社でそれなりに活躍したOBたちで構成されている。会員数はちょうど100名、年齢順に並べられた会員名簿の57番目に私の名前があった。昨年が59番目だったので、2人分だけ終点に近づいたことになる。一番上に行きつくまで、途中で削除されることのないよう頑張りたいものだ。

 この日の総会に参加した人は、会員のちょうど3分の1だった。いずれの顔も加齢による疲れは隠しようもないが、それでもみな元気そうで、持ち前の覇気が全身から溢れ出ているようだった。もっとも、この会に出てこられるような人は、普段からそれなりに元気に活躍している人たちなのかもしれない。

 入会したてのころは、現役時代のいい思い出も苦々しい出来事も生々しく引きずり、会の雰囲気にもいま一つなじめなかった。しかし、それも時とともに過去の淡い思い出へと変わり、会社への愛着だけが深まっていった。この会への親しみも、会員たちとの距離も少しずつ縮まってきたようだ。