シャツの着こなし

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[風を感じ、ときを想う日記](384)9/15
シャツの着こなし

 猛暑もやっと一段落、服装も急ピッチで秋モードに代わっていく。この夏、特に注目されたのは、シャツの着方がすっかり変わったことである。女性はもちろん、男性も高齢者を除くほとんどの人がシャツをズボンの外に出して着るようになった。テレビの映像で見る限り、世界中がそのような傾向にある。

 かつて、ゴルフの宮里藍選手がへそ出しルックで売り出し話題になったが、あの頃から女性の着こなしはシャツ出しに変わっていったようだ。男性については、バンクーバー冬季五輪・ハーフパイプ国母和宏選手が批判を浴びたように、腰バンはもとよりシャツ出しもつい最近までは乱れた服装と考えられていた。男女そろってシャツ出しがファッションと考えられるようになったのは今年の春以降ではなかろうか。

 しかし、中年以上の体形では、シャツ出しは胴長短足を醜く際立たせるだけのことである。シャツの崩れた着こなしは、単にだらしなく見えるだけで映画のヒーローのように格好良くは映らない。真夏に、ズボンが肌にじかに触れると、ズボンは汗でグショグショになってしまう。汗臭いシミだらけのズボンは、男の魅力に決してプラスとはならないはずである。

 キリッとした男っぽさを追い求めるなら、シャツはズボンに入れ、ベルトは定位置に締めるのがいいのではなかろうか。