カラスとの知恵比べ

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[風を感じ、ときを想う日記](361)6/10
カラスとの知恵比べ

 昨日はぐずついた空模様だったので、雨の止み間を縫って早めに散歩に出た。ひと回りして近所まで戻ってくると、遠くからカラスの賑やかな声が聞こえてきた。近づいてみると、プラスチックごみとして出されていた大きなビニール袋が引きちぎられ、中身が道路いっぱいに散乱していた。あっちでもこっちでも。カラスたちはグループを組んで順々に移動しているようだ。

 私たちの町では、ごみ処理は原則有料のため、ごみの種類ごとに曜日を決めて戸別に収集される。昨日の水曜日は包装プラスチックの番で、この種類のごみは無料のためもあってか大きな包みが各家の玄関先に出されていた。

 わが家では、生ごみはふたつきのポリバケツで出すようにしており、ご近所でも黄色い網をかぶせるなどカラスに狙われないようそれぞれ工夫している。しかし、プラスチックごみにはそのような心配がないので、いままでは無防備のまま出していた。カラスたちは、どこかでプラスチックごみにも餌になるものがあることを学習したようだ。

 そういえば、たまに出かけるセルフカート式の赤羽ゴルフ場では、ビニール袋に入れてあるものは要注意である。そこから離れると、すぐカラスがやってきて中身を漁ろうとする。現にお弁当をさらわれた人もいたそうだ。
 
 たかがカラスの浅知恵。しかし、油断すると途端に痛い目にあわされる。これからも、彼らとの果てしない知恵比べが続くことになりそうだ。