雨の啓蟄

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[風を感じ、ときを想う日記](340)3/7
雨の啓蟄

 立春を過ぎたあたりからお天気の変化が激しくなってきた。降ったりやんだり、晴れたり曇ったり、はたまた温かくなったり寒くなったりとお付き合いする方も大変である。啓蟄を迎えたというのに、これでは虫たちも巣穴から出たり入ったりで、日替わりの対応に面喰っているのではなかろうか。

 先週、一日だけよく晴れた日があった。その夜、目の痒さであまり熟睡できなかった。とうとう花粉症に取りつかれてしまったようだ。家内にも勧められて近所の内科クリニックで飲み薬をもらうことにした。

 初体験だと思っていたら、その内科医のカルテでは、2年前から処方してもらっていることになっていた。のど元過ぎればなんとか・・というが、物忘れが激しくなったのかいっそうおめでたくなったのか、そんなことすら忘れてしまっているようだ。

 それにしても、こんなにも次々と低気圧がやってきたのでは、気分は落ち込むばかりである。その一方、目の敵にしていた花粉たちは、その雨にたたかれて飛び立ついとまさえ見つけられないでいるかもしれない。花粉症の烙印を押された人にとっては、いやな雨も案外頼りがいのある味方なのかもしれない。

 あすは久しぶりに晴れ間が戻ってくるという。一体どんな日になるのだろう。