新調のメガネ

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[風を感じ、ときを想う日記](338)2/25
新調のメガネ

 街を歩いていて、自分と同じ洋服を着た人に出会うとお互いなんとなく気まずい感覚をおぼえる。自民党の総裁がテレビに映ると、ちょっと似たような感じになる。新調したメガネが、彼のものと似ているためだ。もっとも、私の使っているものの方がずっとカッコよく品もあると信じてはいるが・・。

 以前から使っていたものが先月末に壊れ、立春の日から新しいものを使い始めたのでもう3週間が経つ。フレームはさらに細くレンズはプラスチック製にしたので、軽くて顔にフィットしやすい。ずれ落ちて鼻メガネになることもほとんどなくなった。近くを見る方の視野がうんと広がり、新聞などいっそう読みやすくなった。

 ところが、その分遠くを見る方は狭くなった。おまけに、全体のデザインが細身になっているのでその傾向は一層顕著である。先々週の日曜日、ゴルフで実体験してみたが、相当やりにくかったことは事実である。これから徐々に慣れてはくるだろうが、屋外での活動に制約が出るのは避けられそうもない。

 昔、軍隊では“靴に足を合わせろ”といわれていたそうだ。もちろん足に合わせて靴を用意するのが一番いいことであるが、ある意味、人間は順応性がきわめて高いということもでもある。あと数カ月もすると、メガネをかけたまま顔を洗うというようなことになるかもしれない。