昼間の一番長い日

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[風を感じ、ときを想う日記](280)6/21
昼間の一番長い日

 今日6月21日は夏至(げし)にあたる。一年で、昼間の一番長い日である。昼間の時間は、もっとも短い冬至のときに比べ4時間50分も長い。これは東京の場合であるが、一番北の北極まで行くと白夜となってその差は24時間となる。

 夏至は、太陽が一番高くあがる日である。この日は、影の一番短い日、そして日の出日の入りの位置が一番北寄りになる日でもある。

 太陽が最も近くにあり、しかも長時間照らされるとなると、この日は一年で一番暑く、しかも紫外線が一番多く降り注ぐことになるはずである。しかし、地球が温まるには時間がかかり、おまけに梅雨のさなかということもあって、実際にピークに達するのはまだ1ヵ月近くも先になる。

 冬至にはカボチャを食べるという風習があるが、夏至には何を食べるのだろう。あちこち調べてみたが、これといった特別のものは見当たらなかった。さらに、民俗行事などの特筆すべきものも発見できなかった。梅雨の真最中という気象条件が、あらゆることに水を差し湿らせてしまうのだろう。

 偶然ではあるが、今日は父の日と重なった。今日くらいお父さんの好きなものを作ってあげるという家内の申し出に、手作りのちらしずしを注文した。

 外は雨だというのに、テレビに映るキャンドルの灯りがすごく暖かく見えた。