二つの町人会

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[風を感じ、ときを想う日記](249)2/23
二つの町人会

 いまは合併して一つになったが、以前は四つの町に分かれていた。その故郷の出身者でつくる在京の親睦会は、いまも合併前の町が単位になっている。私が幹事としてお手伝いしているのは東京東和町人会という会である。昨日のお昼、その幹事会があった。秋に予定している総会のことが主な議題である。

 この日、同じビルでは隣町出身者たちの総会が予定されていた。私たちの幹事会が終わるのが2時過ぎ、その東京たちばな会という会の総会が始まるのは3時である。偶然かどうかはともかく、お誘いを受けたので他の幹事とともにそちらの懇親会にも参加させてもらうことにした。

 同郷の人たちとは平素からいろいろな形で交流があるため、この会でも半分以上が顔見知りであった。故郷からは新旧町長も参加され、他の2つの会からの来賓も加わってなかなかにぎやかな懇親会となった。

 私たちの故郷では、いまも高齢化、過疎化が止まらないという。そのため、故郷から私たちの会に供給される新規会員も先細りのままである。一方こちらの会自体も、高齢化によって参加できる人は年々減り続けている。

 私たちの会に限らず、こうしたたぐいの親睦団体では、会の活性化が常に大きな課題として議論されている。しかし、大きな流れに棹差してみてもしょせん長続きはしない。あまり参加人数にこだわらず、親しみやすさと楽しさに比重をおいた活動を心がけるべきではなかろうか。